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2026年1月29日

ガソリン価格が11週ぶりに値上がりに転じました。
暫定税率廃止に向けた補助金の増額が始まった11月中旬以降、ガソリン価格は長く値下がりが続いていましたが、ついに値上がりへ。
なぜ今、ガソリン価格は上昇に転じたのでしょうか。
ガソリン値上がりの背景にある「2つの要因」を、今後の見通しと合わせて解説します。

直近3ヶ月、ガソリン価格は大きく値下がりしてきました。
これは、暫定税率の廃止に向けた移行期間として、ガソリン補助金が増額されていたためです。
しかし、今年1月に暫定税率が廃止され、ガソリン価格決定の仕組みが大きく変わりました。
ここ数年はガソリン補助金が「クッション」となってガソリン価格の変動を吸収していましたが、補助金がなくなった今、原油高や円安などの市場の動きがダイレクトに店頭価格へ反映されるようになりました。
まさにこのタイミングで、以下の2つの要因が重なったことが、今回の値上がりに繋がります。

ガソリン補助金増額と同時に、原油価格も値下がりしていたため、ガソリン価格も順調に下がっていきました。
しかし今年に入り「中東情勢の緊迫化」により状況が一変。
アメリカとイランの軍事的緊張が高まったことで「供給不安」が広がり、原油価格が再び上昇トレンドに入りました。
現在は、中東での軍事的な動きなどのニュースが出るたびに原油価格が乱高下しやすい不安定な状況が続いています。
為替の影響も見逃せません。
一時150円台前半で落ち着いていたドル円相場ですが、年明けから再びドル買いが進み、1月中旬には一時158円台まで円安が進行しました。
「原油高 × 円安」のダブルパンチが仕入れコストを押し上げて、ガソリン価格を値上がりに転じさせました。
短期的には、値上がり傾向が続く可能性が高いと見られます。
1月下旬の原油急騰の影響が、今後2月上旬〜中旬の価格にさらに乗ってくる可能性があるからです。
一方で、直近数日で為替が152円台まで急激に円高方向へ調整されたことは、コスト上昇を抑える好材料です。
今後のガソリン価格については、引き続き中東情勢や為替などに反応する展開が続きそうです。
ガソリン価格情報を確認して、値上がりに前にこまめに給油することをおすすめします。